The Scent Of A Camel Lights
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人間の資格
恥の多い生涯を送って来ました。

生き恥、などという言葉は実に的を射ていると思います。
恥という漢字は、耳と心でできています。私の心に耳を当てて様子をうかがうと、実に多くの雑音が聞こえてきます。
かつてプライドと呼んだことのあるものはその実は我が儘でしかなく、意地と呼ばれたものは打たれる運命にある飛び出た杭です。

人の心には一定の質量があります。
そして形があります。
その形を歪めてしまうと、つまり抑圧すると、心はあらぬ方向にはみ出してしまうのです。
すると、個性というもののベクトルが心を入れている人の器に合わなくなります。そしてそれは忌み嫌われ、見向きされなくなるのです。

私の恥とは、その繰り返しでした。
存在を否定された経験のある人間は、没個性を追求せねばならなくなると考えます。
無難で、控え目で、つまり消極的にならざるを得ません。
余計な事を言わなければ、余計なトラブルは起きません。禍いを起こすことも、巻き込まれもしないのです。

しかし、時として私は孤独に耐え切れなくなります。
そんな時、器から溢れた心、それは無神経で、横暴で、忌むべきものがむくむくと起き上がってくるのです。

恥とは、そのようにして生まれます。

「人間失格」の一節を借りるとすれば、私はこう言うでしょう。


いまは自分には、幸福も不幸もありません。
ただ、一さいは過ぎて行きます。
自分がいままで阿鼻叫喚で生きて来た所謂「人間」の世界に於いて、たった一つ、真理らしく思われたのは、それだけでした。
ただ、一さいは過ぎて行きます。


しかし、私は生きねばなりません。
阿鼻叫喚はこれからも続くことでしょう。
それでも生きねばなりません。

川の流れは、せき止めても止まるものではありません。
強引に止めてみても、水が溢れて洪水が起こる。それならば、すんなりと水を流すことを考えねばならないと。
その方法はまだわかりません。しかしながら、やるべきこと、やらなければならないことは存在する以上、それはほんの多少なりとも必要とされているという事なのではないだろうか。

このブログを続けて約二年少々になるでしょうか。
その間、私はネガティヴ・クリープを叫び続けてきました。
それはまるで、痛む歯を押すような不思議な快感でもあり、私なりに現実と向き合う方法だったのだと思います。
以前、メタメッセージという言葉を使ったことがありました。それは、表向きの表現に隠された真意を表します。つまり、いままでの言葉の羅列は如何様にも解釈できる、いや解釈して欲しいという思いで書いてきました。

幸福も不幸もない、それは希望と絶望が表裏一体であり、どちらも同じ性質のものだと考えます。
希望側から見た絶望、絶望から見た希望。それは違うようでいて同じなのです。要は解釈の違い。
私はずっと、物事をネガティヴにしか捉えられませんでした。
それは、絶望の地に立って希望を見ていたからです。

ですから、今度は逆に、希望を胸に秘めて絶望を眺めてみようという気になりました。
そうすることで、絶望がいかに小さいことか、希望を抱く人生はきっと明るいものなのだろうと思うようになったのです。
絶望してさえいれば、希望がくじけて落ち込むことは無い。かつてそう言った事があります。
ですが、希望はくじけてもいくらでも新たに見出せる。きっとそうに違いない。世界を広く見てみよう。そう感じることが出来始めました。

このブログは私の心の闇の部分を現実的あるいは抽象的に表現したものです。
改めて自問自答したり、そしてよき理解者との会話をしていくうちに、自分にも明るい部分は存在するのだということに気付きました。
影は光があるから生まれる。影があるのなら、光が存在する。
これからは影とうまく付き合い、光を見て生きてみようと。

人生山あり谷ありといいます。
私はいま、絶望峰の下り坂を苦しみながら降りています。きっともう少し努力すれば、喜望峰の頂上にたどり着けるのではないか、いやそこに行かなくてはならないのだと思います。

いつまでも絶望に浸っていることは、その妨げになる。

だから、このブログは本日を以って終了します。
汚染された精神を、再び元通りに浄化するために。

人生を、もっと楽しむために。


長くなりましたが、最後に。
いままでお付き合いいただいてありがとうございました。
これまでの私のことは、世の中にはこんなことを考えている人間もいるのだ、程度に思ってください。
これからは前向きに、それがどの方向なのか模索中ですが、何事もエンジョイできる人間を目指して生きたいと思います。

絶望人生は卒業する決心でございます。

ありがとうございました。


追伸
寛大な暖かさをもって私を支えてくれた多くの方々に感謝します。
そして、素敵な人魚姫様。あなたの言葉から感じる優しさは、このブログを通じた中で最大の喜びでした。
本当にありがとう。いつかまた出会える日が来ることを願ってやみません。



新たな決意を持って。
2007.9.30  蓮

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