The Scent Of A Camel Lights
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少々の出来心と好奇心による赤っ恥についての考察
2005年11月9日、午後七時。
私はとある実験を行った。
それは被検体の状態変化の観察であることはもちろんのことだが、同時に観察者、つまり自身の身に少なからずの犠牲を払う可能性が高い、危険なものである。この記録がやがて世の研究者のもとに公表され、様々な考察や批評に晒されたとき果たしてどのような評価をされるであろうか。そう考えると私は、己に課した課題の偉大さに戦慄を覚える。

研究室の扉を引く。まず私はそこにある一冊の書を手に取る。この本が私にどれだけの活力とひらめきを与えたことだろうか。
次に、棚に置かれたいくつのも小袋の中からあらかじめ決めておいた一点を掴み取る。今日の実験ではこの袋はどんなものでも良かったのだが、今回の実験の結果に影響を及ぼすことはないだろうという理由で以前と同じものを選んだ。

実をいうとこの研究室は私のものではない。時々利用することはあったが、毎日のように通いつめるわけでもなく、頻繁に人間が出入りするので顔を覚えられているということもないだろう。
だが、この部屋にもそれなりの資格を持った「主人」と言うべき人間がいる。この実験の被検体、それが彼だ。

あまり物事に関心を示さない彼だが、研究用の材料を注文するためには彼を通さなければならないことになっている。その無関心さが、この実験の核である。


私は敢えて、注文する材料の個数を普段の30倍にして請求した。

そのときの反応、つまり突発的に発生した異常事態に対する反応と精神の変化を観察するのが目的だ。

実験は成功した。彼は静かに、しかし動揺していた。私の言葉が一度では理解できなかったらしい。二度、聞き返してきた。予想通りだ。
通常、このような大量な注文は受けることがないので対処に多少の思考が必要となるのだろう。
手続きを終え、退出する。彼は何か不思議なものを見るような目をしていた。視線の先には、私がいる。


すいません、なんのことはありません。ただコンビニで一気にタバコを一万円分買ったら店員はどんな顔をするか試してみただけです、ついでに雑誌とスナック菓子も買いました。ええ、そんだけです。
それを前提に、もう一度読み返してみると面白いかもしれません。
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