The Scent Of A Camel Lights
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It is a severe state.
一枚の折り紙を巡ってケンカになったことがある。
小学校のときの話だ。

工作の時間だったかな、ある友達が突然一枚の折り紙をくれた。金色のね。
小学生って妙な所でこだわりが強くて、色鉛筆の金色や銀色とか、クレヨンの白とかを貴重品扱いして大事にしたりすることがある。
俺もそのクチで、その金色の折り紙が好きだった。
ところが、もらったすぐ後になってやっぱり返してくれと言われたんだ。

一度もらったものをそう簡単に返したくない。それが例え一枚の紙切れだとしても。
そこで意地を張る。
嫌だよ、返すもんかと駄々をこねる。友達も怒り出す。そうこうしてるうちに担任の先生が気付いて話に入って来た。

「返してあげればいいじゃないの、どうしても欲しいならお母さんに買ってもらうように連絡帳に書いてあげるから。」

事態はどんどんでかくなっていく。
そして、いつの間にか俺が悪者にされていく。
ここまで来ると折り紙なんてどうでもよくなる。俺は紙切れが欲しくて駄々をこねてるんじゃない。一度くれたのに返せと言ったあいつが悪いんだという気持ちが膨れ上がっていく。

その気持ちはだんだん、俺はなんて不幸なんだ。こんな事でどうして怒られなきゃいけないんだというものに変わってくる。

そう、悪いのは俺だ…

普通なら一度あげた物を返せって言う方が間違ってる。そんなの常識でしょ、届いたお中元を取り戻しにくる人なんか非常識もいいとこだ。
それなのに、悪者は俺だ。

それでどうしたかって?
返したよ。まさかそんなくだらないことで先生や親まで巻き込んで大騒ぎするなんて馬鹿げてる。だから折れてやった。

それでも釈然とはしない。
胸の中にもやもやしたものが残って後味が悪い。


中学校の時の事だ。
俺はいじめられていた。何度も言うけどね。

毎日理不尽に虐げられてボロボロになっていた。当然、勉強なんてしてられる精神状態にあるわけが無い。
家に帰っても気が休まらなくて、宿題なんて手に付かない。ということは当然、翌日先生に怒られる事になる。

先生としてみれば、出した課題をやらないから怒られるのは当然だろうという態度だ。
でも俺としては、そんなことまでとても手が回らない。自分に降りかかるいじめという火の粉をはらうので精一杯。だから勉強ができないという構図なのにそれは誰にも理解されない。

結局、悪いのは自分自身なんだという思考になってしまう。
もっと学力があれば宿題ぐらいなんてことはないのに。強い精神力があればどんなことされたって平気なはずなのに…

悪いのは俺…


そんな挫折や不要の苦労が重なって過ごした数年間。

自分でも意識しないうちに、恨みや不幸感が溜まっていったんだ。


その薄幸感、絶望感をどう処理していたか。
処理など出来るわけがないのだ。
塞ぎこみ、自分を呪い続ける。それでも外見上は気丈に振舞う。

心の底に、ヘドロが沈殿していき腐敗を始める。

そんな状態が知らず知らずのうちに進行していく中で俺は就職した。

人身交通事故の加害者となり、精神的に追い詰められる。
高齢の父親は退職した。今度は俺が大黒柱となる番だというプレッシャー。

そうして迎えた今年の冬。
社会人三年目。仕事上で求められることが増えていく。元々要領が悪い上に内向的な性格が災いして内面の負担がどんどん大きくなっていく。


そう、壊れて当然だったんだ。


死んでいてもおかしくない。
いや、それも時間の問題だったかもしれない。ほんの少しの勇気があったら俺は間違いなく自殺していたことだろう。

やっと、自分を理解することが出来たのかもしれない。
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    俺はずっと待ってるよ。



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